2020/10/24

・今朝は5時台に起きた。健康な睡眠量を鑑みて、二度寝すべきかとも思ったが、普通に目が覚めたのでそのままジョギングに行った。無理な二度寝は寝つきが悪いことを最近学んだ。
前回は足より先に胸に来たが、今回は割と全体的に少しづつ疲れる感じになってくれたと思う。7,8kmほど走ろうと思っていたのだが、5,6kmあたりでこれ以上走っても気持ちよくなれなさそうだと思い、その後は歩いた。走るのもそれなりに好きだが、歩く方が何だかんだ性に合っている。とぼとぼ歩き、考え事をしながら風景を見て、風景を見ながら考え事をしていると時間も場所も移っていく。それが面白い。低徊趣味とはこういうのを指すのだろうか。ちょっと違うかもしれない。
町を見ていると、おそらくどこの町にでもありそうな風景と、多分自分の町の他にはあまりないであろう風景が混ざって、モザイクのように混然としている。それでいて自分にとっては、勝手知ったる風景はこの町の風景しか知らない。自分は創作を志しているのだから、これは由々しき事態だ。道理から考えれば、自分にはどこにでもありそうな風景か、この町にしかない風景か、どこにもない風景しか描けないことになる。どこかしらにありそうな風景というものは描く材料が無い訳だ。色々な町を見てみないと一般のそれは見えてこない。見聞を広めたいものだと思う。
本や写真で取材するのもいいが、どうもやっぱり現地の空気を吸いたい気がする。(現地の空気ってなんだよ?)ここが自分の不思議に古いところだ。VRなどを体験してみればまた考えも変わるのだろうか。とにかく、色んな地域のことを、現地に行って知りたい。旅行に行きたい。

・マクスウェル方程式の$$ \nabla \times \boldsymbol{H}-\frac{\partial \boldsymbol{D}}{\partial t} = \boldsymbol{j} $$の両辺に\( \nabla\cdot \)をかけると\( \nabla \cdot (\nabla \times \boldsymbol{A}) = 0 \)より\(\boldsymbol{H}\)の項が消えて$$ -\frac{\partial \nabla\cdot\boldsymbol{D}}{\partial t}=-\frac{\partial \rho}{\partial t}=\nabla\cdot\boldsymbol{j} $$となり電荷保存の式が出てくる、という話を聞いて今更ながら結構感動した。
アンペールの式に対して後者の式を成り立たせるためにこねくり回すと前者の式になる、という適当な考えでやっていたのだが、ちゃんと前者から後者が現れることをやっていなかったので、項が消えるあたりで割とびっくりした。いや、\(\mathrm{div}\ \mathrm{rot} = 0\)って結構基本的な部分ではあるんだけど。
電磁気真面目に学ばねば。

・9時から13時半くらいまで昼寝というか二度寝をしていた。やはり早起きした結果睡眠が足りていなかった。昼夜逆転の生活習慣は良くないと聞くが、睡眠分裂の生活習慣は良くないのだろうか?良く分からない。
最近、眠いのに無理に起きようとしたり、眠くないのに無理に寝ようとすると気分が悪くなることを学んだ。それである程度自然に任せる睡眠習慣をしている。毎日学校へ行くのならこういう芸当はできまい。この点はウイルス様様である。
寝だめは意味がない。眠い目を擦っての徹夜、夜更かしは良くない。眠気は目の前にしかない。
「眠気は目の前にしかない」というのは最近考えた標語である。滑稽だが割と役立っている。実際そうなのだから、眠い時には眠るしかない。目が冴えたら動くしかない。それが健康というものである。

・講義動画で\(\boldsymbol{A} \cdot (\boldsymbol{B} \times \boldsymbol{C}) = -\boldsymbol{B} \cdot (\boldsymbol{A} \times \boldsymbol{C})\) という式変形を見てへ?となって、まあそういうベクトル公式もあるだろうという風に眺めていたのだが、手を動かして確認していたら3つのベクトルが張る平行六面体の体積の式(当然反対称である)であることに気付いてあーとなった。ベクトル計算の知識がかなり奥に仕舞いっぱなしになっている。リハビリして取り出さなければならない。それから手を動かすことはやはり重要だ。

・16時ごろに散歩に出た。日暮れは帰り道か、あるいは家の中から眺めるのが好みなのだが、歩くうちにどんどん空が暗くなっていく。昼に寝すぎたし、日も短くなってしまった。もう5時6時には真っ暗になっている。
モールで道具市をやっていた。しりしりやら、りんごの八つ切りやら、役に立つんだか応用が効かないんだか良く分からない品々、その製品名が勘亭流で書かれた札の並べ立ててあるのを見ると、妙な心持ちになってくる。落語か何かでガマの油売りとかいうのがあったか、何故と言う訳もないがそれを思い出した。
工事現場の前に来ると、工事の看板が置いてある。ヘルメットをかぶった作業員のイラストが描いてあるのだが、男性作業員と女性作業員のイラストが両方のっている。今日は工事現場も男女同権ということらしい。そしてその女性作業員のイラストがえらくかわいい。かなりデフォルメ調でのっぺりしていて、目の潤みも肌のつやも肉らしさの欠片もないのだが、それがいい。露骨なエロスがないぶん健康的なかわいらしさを感じる。飲食店やエステサロンの、表に出してあるブラックボードにちょっと描かれている女の子とか、自分はそういうのをかわいいと思う。
歩いていると、近場で小さな祭をやっていた。小さなと言って結構賑やかだ。子供なども多い。夏の間に補給し損ねた祭成分はこれでチャラだ。屋台もいくつか出ていたが、夕飯が近いので買い食いするのはやめにした。誰かと連れ立って行かなくても、ああいう場はいるだけで楽しい。でもみんながみんな一人で突っ立っていれば、やはりどこか寂しいのだろうから無いものねだりだ。子供はみな誰かしらとつるんでいる。大抵走り回って朗らかである。彼らは居るだけで自分の無いものねだりを癒してくれるのだから結構なことだ。

・SFCの「す~ぱ~ぷよぷよ」のカセットを購入した。ぷよm@sの存在を知ったのは今年の4月にpart36が投稿されてTwitterで盛り上がっているのを観測したときだった。知ってからはことあるごとに見返している。本当に話づくりが上手い。それでその話の柱となる初代ぷよぷよは実在のゲームなのだから、それはもう驚嘆して呆れるほかない。part35の雪歩vs美希がお気に入りなのだが、パラマストーナメントのあずさvs律子、雪歩vs真もかなり好きだ。ぶっちゃければ全部好きなのだが。雪歩vs春香の最後の春香が見た手筋は未だに理解していない。分からなくても面白いし分かればもっと面白い、を実現するのは本当に優れた手腕の為せる業だと思う。
SFCはそこそこ前から入手していたのだが、カセットがなかなか捕まらなかった。Bぷよの存在を知っていたのでそこまで強くカセットを手に入れる動機が無かったというのもある。しかしストーリーモードの存在を考えるとやっぱりうれしい。ゆっくり楽しく遊びたい。

・ARC106は惨敗だった。2完はいつも通り結構早かったようだ。Cは分かれば簡単なのだが、2つ壁に当たったので結構いい薬になった。食らいついてAC出来たのは良かったと思う。
 ・LとRは対称ではない。これは区間スケジューリング問題だ。(これに早めに気付けばよかった)高橋君の手が最良なのは有名な事実である。だからN<0は考えなくてよい。
 ・(N,M)=(1,0)のコーナーケースで落ちていた。でかいNでのコーナーケースに心当たりがないなら早めに小さいNでのコーナーケースを勘案すべきだった。この教訓は結構色々な問題で役立ちそう。というか、小さいNはどんな問題でも真っ先に考えるべきではある。
Dは畳み込みだろうから今の自分では無理だろうと早々に諦めてしまったのだが、想定解は畳み込みではなかった。\(\Sigma_{i=1}^{N-1}\Sigma_{j=i+1}^N f(i,j)\)を\((\Sigma_{i=1}^{N}\Sigma_{j=1}^N f(i,j))/2-\Sigma_{i=1}^N f(i,i)\)に変換するのは自力で思いついていたので(なんか昔lablogで逆をやる記事書いたな)、そこから先に進めなかったのが痛手だったと思う。解説の式変形すごい面白いしきれい。

・ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」を読み始めた。誰でも知っている名作なのに自分は通して読んだことがなかったから読もうと思った次第である。大昔に親と「アリス・イン・ワンダーランド」の映画を見たくらいのものである。それも良く覚えていない。出だしはなんとなく知っているが、それくらいである。
また、最近買った本に、池上英洋「美少女美術史」や澁澤龍彦「少女コレクション序説」など少女を題材にした本があるので、前提知識として読んでおきたいとも思った。
名作だから近所の本屋でも普通に買えるだろうと思って棚を見たが角川文庫のものしかない。仕方がないからe-honで新潮文庫のものを取り寄せた。e-honは地元の本屋に金が落ちるから使ってて心が軽い。
初めの方の大体知ってるあたりまで読んだが、文章のイギリス人臭が半端なものではなかった。皮肉っぽいジョークで8割方構成されている。嘘かもしれない。9割くらいかもしれない。
瓶の薬を飲むと小さくなるくだりで、アリスの身長が何インチになっただの何フィートになっただの書いてある。1インチが何センチだかは、電子工作で覚えたので大体分かる。フィートはメーデーで覚えた。指でその長さを作って「大体こんくらいか」などとやってみる。事細かに大きさを説明してくれるので興奮してくる。自分にはミクロフィリアの気がある。キャロルもそうだったのかもしれない。
今日はネズミに話しかけるあたりまで読んだ。続きはまた明日。

・柔軟をちょっとやった。大して時間をかけている訳でも、ちゃんとしたやり方を勉強したり時間を計りながらやっているわけでもないので、効果の程は疑問である。だが毎日きっちりやって面倒になるより毎日ちょっとづつでも楽しくやれる方がいいかと思ってそういう調子でいる。やらかくなーれー。

・課題は久しぶりに期限を過ぎているものが1つもない状態になった。心が晴れやかだ。嘘だ。1つ残っている。1つくらい無視していないともう精神が保てない。とにかく晴れやかだ。

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